記事本文：葬儀後の対応と供養｜香典返し・法要・納骨・挨拶状の基本
葬儀が終わったあとも、ご遺族には多くの対応が必要です。香典返しや法要、納骨、さらには挨拶状の送付など、ひとつひとつが故人を偲ぶ大切な節目です。以下に、葬儀後の一般的な流れとマナーをご紹介します。
香典返しの金額相場とタイミング（即返し・後返し）
香典返しとは、葬儀でいただいた香典に対して感謝の気持ちを伝える贈り物です。
- 相場の目安：一般的には「半返し（いただいた香典の半額程度）」が基本。
- 即返しとは：当日の受付で、その場で返礼品を渡す方法。現在はこのスタイルが主流。
- 後返しとは：後日、品物と挨拶状を添えて送る方法。高額の香典や遠方の参列者に使われます。
- 人気の品物例：お茶、タオル、洗剤、カタログギフトなど、日常使いできるものが好まれます。
初七日・四十九日など法要の流れと意味
- 初七日（しょなのか）：
- 死後7日目の法要。近年では葬儀当日に合わせて執り行う「繰り上げ初七日」が一般的。
- 四十九日（しじゅうくにち）：
- 死後49日目。故人が極楽浄土に旅立つ日とされ、遺族にとって大切な節目。
- 僧侶を招き、親族が集まって読経と焼香、会食などを行います。
- 百か日法要・一周忌以降：
- 四十九日後は節目ごとに法要（百か日、一周忌、三回忌…）を営むのが一般的です。
納骨・法要・永代供養の準備と手続き
- 納骨の時期：
- 四十九日の法要に合わせて納骨するケースが多いですが、墓地や霊園の都合により前後することもあります。
- 納骨に必要な書類：
- 火葬許可証・埋葬許可証（火葬場で交付）・印鑑などが必要。
- 永代供養とは：
- 継承者がいない場合や、供養をプロに任せたい人向けの制度。
- 寺院や霊園が供養・管理を代行してくれるサービス。
挨拶状の種類と文例（葬儀後・喪中はがきなど）
- 葬儀後の挨拶状（会葬御礼）
- 葬儀に参列してくれた方に感謝の気持ちを伝える。
- 一般的には香典返しとセットで送る。
- 喪中はがき
- 年賀欠礼の挨拶として11月中旬～12月初旬に送る。
- 故人との関係や亡くなった日付を簡潔に記載。
